糖尿病はよく耳にする生活習慣病の一つです。健康バラエティ番組でも良く聞く病名ですが、“自分自身に関わるとは考えにくい病気”だと思います。何しろ食生活が絡んでくるのですから。

しかも嗜好品の摂取量が影響するともなれば、日頃の食生活の偏りを認めたくはないでしょう。人の心理しては当たり前の反応です。でもそれこそが生活習慣病になる原因なのだとしみじみ感じた一件があります。

父は糖尿病と診断されてから15年以上、家族に秘密にしていました。

父の糖尿病の原因は、お酒とつまみ、そして運動不足。大抵の人が兼ね備えたありきたりの理由でした。酒豪の父は何故だか昔から肝臓だけ丈夫です。

働いていたころは毎晩ビール、ウィスキー、最後の締めは日本酒と機嫌よくテレビを見ながら飲み、夜9時頃には寝てしまう陽気な酒飲みでした。仕事や日常生活にはストレスがあり、自宅でくつろぐ時間にお酒を飲むことは誰にでもよくあることです。

何を隠そう毎日働く私もストレスを抱えています。1日1本は缶チューハイを飲んでいます。父の一件以降、私自身の健康診断の検査結果を細かく見るようになりました。